湖畔の宿〔後編〕 [捏造◆作文]
粛々と、後編のアップです。
これで一応の完結になります(^_^)
二人が一度遠ざかった後ということで、つらそうなところから始まった今回のネタは、
蜜月期でっち上げ作戦だ、八潮乱入・盗聴器からテープ起こし・秘密ミッションだ♪といった
いつもの脳天気な捏造とは大違いで、書いていて大変につらかったです(・_・、)
でも最後はいつもと一緒さっ! 開き直りがおいらの人生さ!!!
……ということで、寛大なるお許しを、いつもながら伏してお願い申し上げます~(o_ _)o
***************************************
* * *
《終わりの始まり》だと、最初の一歩、あのイブの夜から思っていた。
定形がない。変化も進歩も何もない。同性同士の不安定な結びつきには、辿る道も地図もなければ、行き着く目的地もない。二人で始めるそれは成就ではなく、一から十まで終わりへの過程であり、別れへの途上に過ぎないと分かっていた。
いつ終わりが来ても、打撃や痛手は最小限で済むように、《今日が最後かもしれない》と、絶えず頭の隅に置いていた。
そんな二人が飽きもせず演じていたのは、では何だったのかといえば、キャットウォークの上で真剣で斬り結ぶに似た関係だった、と今にして思う。
同じ一つの感覚を追い、体を繋げた最中でも、ふとした一瞬に冷ややかに侮られれば、同じほど冷たい侮蔑で即座に斬り返さなければ我が身を守れない。背に沿う怖れは抱く抱かれる、いずれの立場でも変わりはなく、その意味では全き対等ではあったが。
溺れ切ることが怖い。
座ることも出来ない、イス一脚分の広さもない二人しかいない山の尖端で、いつどちら側へ墜とされるか分からない。互いに、いつでもどちらへでも相手を突き落とすことが出来る。
そのくせ、二人とも決して実行には移さない。突き落とす/突き落とされる己など、一度も考えたことがない風に装い、互いを地上唯一の宝よりも大切に慈しみ、限りなく愛おしむ。
侮蔑と別れ。死と破滅。甘やかな心中。あるいは、二人で紡ぐ純愛という華胥の夢。いずれへでも。
いつでも墜とせる中で敢えて墜とさず、いま目先の遂情だけに夢中で酔う。この酩酊の深いこと、甘いこと凄まじく、どんな麻薬よりも強烈に酔う。中毒する。もう二度と手放せない。
明日をも知れないことを、互いに誰よりもよく承知して、そして一日も長く…、と絶望的に願っていた。
だが、もうあと一日も無理だ。疲れた。限界だ………とも思っていた。
祐介が大阪へ去ったことも、ひとり逃げた、遠ざかることで雄一郎を守った、どちらも真実だろう。
行動を実施に起こしておきながら、執着の強かった分、祐介のほうが余計につらかったはずだ。
* * *
「呼んで」
「…ん、…ぅんっ」
「雄一郎?」
「…ゆぅ……、――ヒぁッ!」
湖の向こうに沈む日の最後の残光が、世界を溶鉱炉の暗い焔の色に染め上げている。
「呼んで、雄一郎」
「あ……、あぅ……、ぁあぁ……」
「呼んでくれ。後生だ」
「ゆう、すけ……――」
理性も道理も根こそぎ掠われる惑乱の中、やっとのことでそれだけ紡いだ唇を、褒美のキスがねぎらう。身を守る皮膚を失って剥き出しになった精神を、致命的な甘さ切なさが情け容赦なくひりひりと見舞う。そんな口づけに、目を閉じて全霊で溺れた。そこへ、息の根をも止める、その声が降る。
「―――お前だけだ」
身も心も、溶け去ってしまいそうな一刻。
生きながら身を引き裂かれるような、痛みと哀しみと絶望と。命あるまま天上にあるような、快楽と至福と安寧と。
躰一つにいちどきに沈み果てるまで注ぎ込まれ、雄一郎は金色の光の中で意識を手放した。
* * *
終わりの始まり。
だが、踏むべき段階がない、成就やゴールといった完成形がないということは、進んでいるのか退いているのか、いま自分がどちらを向いているのかすら不明ということだ。
不定形にして不明。それはつまり、どこまでも自分たちだけで決められる、目が覚めるような自由、と言い替えることも可能ではないか。
いつも新しく、毎日毎回が真剣勝負。退屈も倦厭も無縁の、尽きせぬ挑戦。それは、執着が途切れたらそのときに自然勝手に消滅する、打算や嘘の全くない、身軽なだけに正直この上もない至純の繋がりが約束されている、ということに他ならない。
そのときが、もし今日訪れても、その時はその時。覚悟を常に傍らに置いて、互いを抱きしめ合う。
そんな自分たちなのかもしれない。
そうまでしても抱き合い、求め合い、互いを互いのものとして掴み留めておきたい。
つまりは、執着し合っているということか。身も蓋もない。
つかず離れず、四半世紀を共に過ごしても、未だに。
―――笑うに笑えんな。
* * *
ふいと目を開けると、周囲は暖かな暗がりだった。見覚えのない洋室の整えられたベッドの中であることは分かったが、日付も場所も感覚を失っていて、僅かに戸惑った。
だが、瞬きを見るや親密な手が降りてきて髪に触れ、雄一郎を落ち着かせる穏やかな声音が伝わった。
「外は真っ暗だぞ。食事は和室のほうに用意してあるから、起きたら一緒に食おう」
――ああ、祐介だ。これで全部安心だ。
条件反射の円滑さによって全身が弛緩する一方で、
――なんで祐介がいるんだ。あいつは遠くへ行ったんだ。もう帰ってこないんだ。
と、頑強に繰り返す自分がいる。身のうちに染みつかせた安全装置、期待と見れば取り殺す駆除プログラムが作動しようとしていた。
「雄一郎?」
瞼が上がって己を見て取るなり灯りを宿した双眸が、吹き消されたように暗くなるのを見たのだろう。祐介の貌が痛ましげに陰るのを見て、雄一郎は刹那の心の揺れがすべて相手に伝わっているのを感じた。おそらく、同じ揺れを祐介も散々味わってきたのだろう。
「………そうか…、湖北か、此処は」
知らず詰めていた息を吐き出し、平静を引き戻す。
「ああ。晩飯には、名物だと言うからボク鍋を頼んでおいた」
「……何鍋?」
「ウナギの鍋。珍しいだろう? 大きくなり過ぎて蒲焼きに向かないのを、鍋にして食べるのが湖北の郷土料理なんだそうだ」
この近辺で太い木を指す“ボクタ”にウナギをなぞらえた名前であることも、すらすらと明かす祐介が楽しそうだ。
また凝りまくって、調べ尽くして選んだ宿、って訳か。こいつの場合、単なる周到さでは終わらないから。
「蒲焼きよりは進みそうや」
「淡泊な和風出汁だっていうから安心しろ」
にこりと言い納めると、その大きな手が降りてきて雄一郎の額と耳の下に触れる。ああ……、祐介の癖だったなぁ。ヒマさえあれば俺のバイタルサインを確かめる。不治の心配性め。
また、雄一郎の心臓がズキリと微かな痛みを伝える。――今日の俺は不整脈ばっかりや。
「その前に、もしかすると風呂かな?」
「確かに、専用露天風呂が全室にあるって案内されたわ。でも食った後ゆっくりでもええぞ」
「お前が構わないならそれでもいいが?」
祐介の目が、悪戯っぽい光をきらっと弾いた、と思った瞬間。まだ雄一郎の首筋から襟元を散歩していた祐介の手が、不意打ちにがしっと顎を掴み、頬桁にねじ込んだ指で無理矢理開かせた口に、強引に口を被せてきた。
「………っ、んっ、ぅ……」
好き放題に蹂躙されるにつれて、落ち切っていなかった躰奥の熾火が、めらりと焔の舌を閃かせる。脊椎を下端から脳髄まで、甘い痺れが奔馬と化して駆け上がり、堪らず顎が上がって上体が一挙に撓んだ。すると。
「あぅっ…!」
急激な躰の動きにつれて、じわりと流れ出たものがあった。生理反射でぶるっと身震いをしながら、かぁあ――っと炙られたように自分の顔が熱を持つのが分かった。
「思い出した?」
するりと覗き込んだ涼しい目が艶やかに笑い、長い指が綺麗な爪先でツツツ…と布団越し、下腹を至妙に撫で上げた。
――こ、こ、この、性悪サディスト野郎っっ!!!
「やっぱり風呂入ろうか、せっかくの温泉露天だしな」
最後の仕上げに鼻の頭にちゅっとくれて、祐介は華やかな高笑いの尾を引いてベッドルームを出て行った。
あいつ……、おおかた風呂の支度を揃えに行ったな。甘やかし放題もめでたく復活か?
――祐介は変わらない。俺の祐介のまんまや。
人生も後半戦だというのに、進歩皆無かもしれないことがそんなに嬉しいか、と若干情けないが。
まぁ、いいか。今年もあと一晩と一日。じたばたしても始まらん。
ここへ来て初めて、ようやくのことに開き直るのに成功した雄一郎は、不快な感触に顔をしかめつつも、いとものびのびと両手で宙を殴りつけた。
◆ひとまず おしまい◆
***************************************
私が勘違いしていなければ、なんですが~………まだ12月30日の夜が明けてませんね。
このタダレた捏造義兄弟ドモが、めい~~っぱい正月休みをダラダラ取ろうとしたら
30、31、明けて1、2と4泊出来るんですねぇー。
そんなにダラ休んで出世できるのかどうか、アタシは存じ上げませんが(^"^;)
ですがまぁ、とりあえずはこれにてエンドマークです。
もっとヒマと余裕が出来て、日本海沿いのあちこちのTakamuraポイントを訪ねて回り
取材が叶った暁には、また何かでっち上げたり出来るかもしれませんが♪
何しろ、このネタでまた向こう10年、萌えメシ喰わないとイカンかもしれませんでしょ。
一気に食べ尽くしちゃったら、この先が悲惨すぎまする~。餓死やぁ~~!
ケチケチ行かないとね。雪山で遭難したら、チョコはちびちび食わなけりゃ!!!(>_<)
これで一応の完結になります(^_^)
二人が一度遠ざかった後ということで、つらそうなところから始まった今回のネタは、
蜜月期でっち上げ作戦だ、八潮乱入・盗聴器からテープ起こし・秘密ミッションだ♪といった
いつもの脳天気な捏造とは大違いで、書いていて大変につらかったです(・_・、)
でも最後はいつもと一緒さっ! 開き直りがおいらの人生さ!!!
……ということで、寛大なるお許しを、いつもながら伏してお願い申し上げます~(o_ _)o
***************************************
* * *
《終わりの始まり》だと、最初の一歩、あのイブの夜から思っていた。
定形がない。変化も進歩も何もない。同性同士の不安定な結びつきには、辿る道も地図もなければ、行き着く目的地もない。二人で始めるそれは成就ではなく、一から十まで終わりへの過程であり、別れへの途上に過ぎないと分かっていた。
いつ終わりが来ても、打撃や痛手は最小限で済むように、《今日が最後かもしれない》と、絶えず頭の隅に置いていた。
そんな二人が飽きもせず演じていたのは、では何だったのかといえば、キャットウォークの上で真剣で斬り結ぶに似た関係だった、と今にして思う。
同じ一つの感覚を追い、体を繋げた最中でも、ふとした一瞬に冷ややかに侮られれば、同じほど冷たい侮蔑で即座に斬り返さなければ我が身を守れない。背に沿う怖れは抱く抱かれる、いずれの立場でも変わりはなく、その意味では全き対等ではあったが。
溺れ切ることが怖い。
座ることも出来ない、イス一脚分の広さもない二人しかいない山の尖端で、いつどちら側へ墜とされるか分からない。互いに、いつでもどちらへでも相手を突き落とすことが出来る。
そのくせ、二人とも決して実行には移さない。突き落とす/突き落とされる己など、一度も考えたことがない風に装い、互いを地上唯一の宝よりも大切に慈しみ、限りなく愛おしむ。
侮蔑と別れ。死と破滅。甘やかな心中。あるいは、二人で紡ぐ純愛という華胥の夢。いずれへでも。
いつでも墜とせる中で敢えて墜とさず、いま目先の遂情だけに夢中で酔う。この酩酊の深いこと、甘いこと凄まじく、どんな麻薬よりも強烈に酔う。中毒する。もう二度と手放せない。
明日をも知れないことを、互いに誰よりもよく承知して、そして一日も長く…、と絶望的に願っていた。
だが、もうあと一日も無理だ。疲れた。限界だ………とも思っていた。
祐介が大阪へ去ったことも、ひとり逃げた、遠ざかることで雄一郎を守った、どちらも真実だろう。
行動を実施に起こしておきながら、執着の強かった分、祐介のほうが余計につらかったはずだ。
* * *
「呼んで」
「…ん、…ぅんっ」
「雄一郎?」
「…ゆぅ……、――ヒぁッ!」
湖の向こうに沈む日の最後の残光が、世界を溶鉱炉の暗い焔の色に染め上げている。
「呼んで、雄一郎」
「あ……、あぅ……、ぁあぁ……」
「呼んでくれ。後生だ」
「ゆう、すけ……――」
理性も道理も根こそぎ掠われる惑乱の中、やっとのことでそれだけ紡いだ唇を、褒美のキスがねぎらう。身を守る皮膚を失って剥き出しになった精神を、致命的な甘さ切なさが情け容赦なくひりひりと見舞う。そんな口づけに、目を閉じて全霊で溺れた。そこへ、息の根をも止める、その声が降る。
「―――お前だけだ」
身も心も、溶け去ってしまいそうな一刻。
生きながら身を引き裂かれるような、痛みと哀しみと絶望と。命あるまま天上にあるような、快楽と至福と安寧と。
躰一つにいちどきに沈み果てるまで注ぎ込まれ、雄一郎は金色の光の中で意識を手放した。
* * *
終わりの始まり。
だが、踏むべき段階がない、成就やゴールといった完成形がないということは、進んでいるのか退いているのか、いま自分がどちらを向いているのかすら不明ということだ。
不定形にして不明。それはつまり、どこまでも自分たちだけで決められる、目が覚めるような自由、と言い替えることも可能ではないか。
いつも新しく、毎日毎回が真剣勝負。退屈も倦厭も無縁の、尽きせぬ挑戦。それは、執着が途切れたらそのときに自然勝手に消滅する、打算や嘘の全くない、身軽なだけに正直この上もない至純の繋がりが約束されている、ということに他ならない。
そのときが、もし今日訪れても、その時はその時。覚悟を常に傍らに置いて、互いを抱きしめ合う。
そんな自分たちなのかもしれない。
そうまでしても抱き合い、求め合い、互いを互いのものとして掴み留めておきたい。
つまりは、執着し合っているということか。身も蓋もない。
つかず離れず、四半世紀を共に過ごしても、未だに。
―――笑うに笑えんな。
* * *
ふいと目を開けると、周囲は暖かな暗がりだった。見覚えのない洋室の整えられたベッドの中であることは分かったが、日付も場所も感覚を失っていて、僅かに戸惑った。
だが、瞬きを見るや親密な手が降りてきて髪に触れ、雄一郎を落ち着かせる穏やかな声音が伝わった。
「外は真っ暗だぞ。食事は和室のほうに用意してあるから、起きたら一緒に食おう」
――ああ、祐介だ。これで全部安心だ。
条件反射の円滑さによって全身が弛緩する一方で、
――なんで祐介がいるんだ。あいつは遠くへ行ったんだ。もう帰ってこないんだ。
と、頑強に繰り返す自分がいる。身のうちに染みつかせた安全装置、期待と見れば取り殺す駆除プログラムが作動しようとしていた。
「雄一郎?」
瞼が上がって己を見て取るなり灯りを宿した双眸が、吹き消されたように暗くなるのを見たのだろう。祐介の貌が痛ましげに陰るのを見て、雄一郎は刹那の心の揺れがすべて相手に伝わっているのを感じた。おそらく、同じ揺れを祐介も散々味わってきたのだろう。
「………そうか…、湖北か、此処は」
知らず詰めていた息を吐き出し、平静を引き戻す。
「ああ。晩飯には、名物だと言うからボク鍋を頼んでおいた」
「……何鍋?」
「ウナギの鍋。珍しいだろう? 大きくなり過ぎて蒲焼きに向かないのを、鍋にして食べるのが湖北の郷土料理なんだそうだ」
この近辺で太い木を指す“ボクタ”にウナギをなぞらえた名前であることも、すらすらと明かす祐介が楽しそうだ。
また凝りまくって、調べ尽くして選んだ宿、って訳か。こいつの場合、単なる周到さでは終わらないから。
「蒲焼きよりは進みそうや」
「淡泊な和風出汁だっていうから安心しろ」
にこりと言い納めると、その大きな手が降りてきて雄一郎の額と耳の下に触れる。ああ……、祐介の癖だったなぁ。ヒマさえあれば俺のバイタルサインを確かめる。不治の心配性め。
また、雄一郎の心臓がズキリと微かな痛みを伝える。――今日の俺は不整脈ばっかりや。
「その前に、もしかすると風呂かな?」
「確かに、専用露天風呂が全室にあるって案内されたわ。でも食った後ゆっくりでもええぞ」
「お前が構わないならそれでもいいが?」
祐介の目が、悪戯っぽい光をきらっと弾いた、と思った瞬間。まだ雄一郎の首筋から襟元を散歩していた祐介の手が、不意打ちにがしっと顎を掴み、頬桁にねじ込んだ指で無理矢理開かせた口に、強引に口を被せてきた。
「………っ、んっ、ぅ……」
好き放題に蹂躙されるにつれて、落ち切っていなかった躰奥の熾火が、めらりと焔の舌を閃かせる。脊椎を下端から脳髄まで、甘い痺れが奔馬と化して駆け上がり、堪らず顎が上がって上体が一挙に撓んだ。すると。
「あぅっ…!」
急激な躰の動きにつれて、じわりと流れ出たものがあった。生理反射でぶるっと身震いをしながら、かぁあ――っと炙られたように自分の顔が熱を持つのが分かった。
「思い出した?」
するりと覗き込んだ涼しい目が艶やかに笑い、長い指が綺麗な爪先でツツツ…と布団越し、下腹を至妙に撫で上げた。
――こ、こ、この、性悪サディスト野郎っっ!!!
「やっぱり風呂入ろうか、せっかくの温泉露天だしな」
最後の仕上げに鼻の頭にちゅっとくれて、祐介は華やかな高笑いの尾を引いてベッドルームを出て行った。
あいつ……、おおかた風呂の支度を揃えに行ったな。甘やかし放題もめでたく復活か?
――祐介は変わらない。俺の祐介のまんまや。
人生も後半戦だというのに、進歩皆無かもしれないことがそんなに嬉しいか、と若干情けないが。
まぁ、いいか。今年もあと一晩と一日。じたばたしても始まらん。
ここへ来て初めて、ようやくのことに開き直るのに成功した雄一郎は、不快な感触に顔をしかめつつも、いとものびのびと両手で宙を殴りつけた。
◆ひとまず おしまい◆
***************************************
私が勘違いしていなければ、なんですが~………まだ12月30日の夜が明けてませんね。
このタダレた捏造義兄弟ドモが、めい~~っぱい正月休みをダラダラ取ろうとしたら
30、31、明けて1、2と4泊出来るんですねぇー。
そんなにダラ休んで出世できるのかどうか、アタシは存じ上げませんが(^"^;)
ですがまぁ、とりあえずはこれにてエンドマークです。
もっとヒマと余裕が出来て、日本海沿いのあちこちのTakamuraポイントを訪ねて回り
取材が叶った暁には、また何かでっち上げたり出来るかもしれませんが♪
何しろ、このネタでまた向こう10年、萌えメシ喰わないとイカンかもしれませんでしょ。
一気に食べ尽くしちゃったら、この先が悲惨すぎまする~。餓死やぁ~~!
ケチケチ行かないとね。雪山で遭難したら、チョコはちびちび食わなけりゃ!!!(>_<)
2012-01-17 01:45
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「幸せな義兄弟」を連呼しながら、こんな辛くひりひりとした義兄弟も実は好きです・・・。
節操ないですね。自分で呆れますが、妄想のしがいのある
あの二人がいけない(責任転嫁)
素敵な40代の義兄弟でした。堪能しました~^^
ご本家でもこんな風に過ごしてればいいのになぁ。
新たな関係を結び直そうと話してればいいのになぁ。
きっと、何らかの展開はあったはずですよね。
単行本で加筆とかないかなーっ!・・・熱望です。
「湖畔の宿」から黒田画伯のあの絵を思い出し、絵の女性を義兄に置き換えてニヤニヤしてしまいました・・・
ごめんなさーーーーいっ!!!
by 青子 (2012-01-17 13:51)
青子さまvvv
そうなんです……、書くのツラーいツラーい言いながら、実はわたくしも、
雄一郎の泣き顔が脳裏をチラチラして、鼻血ぃーーーっ!!!(>_<)
つか、「ここは絵で描きたいなぁ……」と性懲りのない腐った右手がっっ(爆)
よく見るとウチのニセ雄一郎、けっこう泣き虫だったりして…?(泣かせとるんは誰や!)
今回味をしめて、本格的に泣かせてやりたくなって来て、困ったなぁって思ってますぅ(^_^;)
せやせや、妄想しがいのある君タチがいけない!(他力本願)←違…
湖北の正月、ほんと、オフィシャルで読みたいですよぉ!
もう、滾った血が耳から噴き出そうだっつーの!!(文字通りの血の叫び)
本編、もう義兄の話題が地の文3行とか、電話の話の回想でおしまいとか、
やめてくれぇ~~~(ノД`) 寸止めにもほどがあるよ~~!
声や文字だけじゃなくて、生きてる加納さんに会いたいよぉーーー、びぇーーん!!
……でも、またしても「連載とは全然違ったものになると思う」と仰られる単行本、
過剰な期待(や妄想)は厳に慎まないと、地獄を見るのは自分ですから……(。・・。)
「新冷血」の最終回前を思い出しますねぇ~( ̄∇ ̄)
でも、連載と違って、純粋に楽しみに待てるのは嬉しいことですv
あの艶っぽい浴衣美人が義兄ですか! いや、きっと全然負けてないと思いますがv
髙村3大美形の一角ですからねぇ。シンクレア、李歐、日本人代表で義兄。
私はそう思ってます(そっか、合田さんじゃなくて義兄出せば良かったんだ!)←こら…
単行本まであと何日?? 早く読みたいよぉ~~~ん!(吠える)
by げこ (2012-01-17 14:15)